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2024.12.20
[断熱のはなし]結局、断熱等級5〜7でどれを選んだらいいの?
結局、断熱等級5〜7でどれを選んだらいいの?
日々の光熱費や住み心地を考えたとき、コストと仕様のバランスに悩んでいるかもしれませんね。ここ数年で断熱等級も新しい基準が設けられ、目まぐるしく変化しています。新しい住宅をご検討のお客様に向けて「どれがお客様に最適な選択なのか?」が解る「新しい住宅考察」のカギになればと思い試算いたしました。※試算条件により、数値は前後いたします。あくまで目安の数値、概算の認識でご覧くださいませ。
断熱等級5〜7の違いとは?
等級7(G3レベル)- 初期費用:等級5よりも+280〜300万円程度
- 光熱費:年間0.9〜1.1万円の削減効果
- 補助金:160万円の補助金が適用可能
- 特徴:最高レベルの断熱性能で快適性・環境性能を最大化
- 初期費用:等級5よりも+100〜120万円程度
- 光熱費:年間0.6〜0.7万円の削減効果
- 補助金:160万円の補助金が適用可能
- 特徴:バランスの取れた断熱性能で快適な住環境を提供
- 初期費用:最もコストを抑えた断熱仕様
- 光熱費:標準的な性能で光熱費の削減は限定的
- 補助金:40 or 80 or 90万円(ZEHや長期優良住宅、健康寿命延伸住宅(パナソニックビルダーズグループのみ)の補助を活用)
- 特徴:コストパフォーマンスに優れ、快適な住み心地を実現
どの等級が最適?ご家族のライフスタイルに合わせて
- 快適な住み心地を重視したい方:等級7は最高レベルの断熱性能で、夏は涼しく冬は暖かい理想の住空間を実現します。
- 光熱費を抑えたい方:等級6や等級7がおすすめ!長期的に光熱費が削減でき、環境にも優しい家づくりが可能です。
- コスパ重視の方:暮らし方によりますが等級5か等級6がおすすめです!光熱費がかさみそうな方は等級6を!
- 初期費用を抑えたい方:等級5が最適です。補助金をうまく活用することで、費用負担を軽減できます。
- 外観デザインにこだわりたい方:外観仕様の制限が減るため等級5をおすすめ!
まとめ
等級5〜7はそれぞれコストや光熱費、住み心地に違いがあります。また平屋と2階建てでもコストは変わってきます。ご家族のライフスタイルやご予算に合わせて最適な選択をすることで、理想の暮らしを実現できます。ぜひ、ご検討の際はお気軽にご相談ください!※追加工事費額は間取りや窓・断熱材仕様によって変わります。
※今回の試算は太陽光を含めていない断熱効果のみの試算になります。
※子育てグリーン住宅支援事業のGX志向型住宅(160万円補助)利用の場合、太陽光設備が別途必要となるため記載の追加工事費よりコストアップいたします。
⇒せっかく太陽光を載せるならZEH仕様(40万補助)ではなくGX志向型住宅(160万補助)がオススメ!
⇒長期優良住宅(80万補助)は太陽光不要です。
※断熱等級を上げるために窓を小さくすることが必要なことがございます(外観パース図参照)。
⇒壁面収納等で収納を増やしたりすることが可能ですが、解放感や日当たりが悪くなることがあることと外観デザインにも制限がかかることがあります(照明の暮らしor 自然光の暮らし)。
ご家族の望む「暮らしのイメージ」をご検討ください。
※試算は3人家族が暮らす延べ床面積32坪の一戸建て住宅モデルを設定。目安光熱費の差額は、住宅の省エネ性能に基づき、算出された電気・ガスなどの年間使用量に、全国統一の燃料等の単価を掛け合わせて算出