8月18日(土)
建て方が終わると今度は窓枠を組んで、窓を設置します。
一言で窓と言っても、窓には色々な役割があります。
採光や通風のために窓を設置することもあるでしょうし、
人が出入りするために設置する窓もあります。
外の景色を眺めるための窓もあるでしょう。
窓を設置することで、建物の外観も大きく変わりますので、
家づくりをすすめて行く過程で窓を考えることは
重要な項目の1つとなります。

窓の性能の重要性
現場に行くと、ほぼ全ての窓が設置完了していました。
今回モデルハウスで採用した窓は〝樹脂窓〟です。
窓は住宅にとってみると、壁に開いた大きな『穴』です。
その穴をガラスで塞いでいるに過ぎません。
家の断熱性能はこの『窓』の性能に左右されるのです。
今回採用している〝樹脂窓〟は窓の中でも
断熱、遮熱、気密性に優れた窓です。
窓枠が樹脂になっています。
樹脂は熱を伝えにくいので、
断熱に優れ、結露もしにくい窓になるんですね。
比較的性能の高いアルミ複合窓と比べても、
同条件で室内温度は2度ぐらい違いますよ。


「窓」後進国日本
窓の中でも最高性能を誇る樹脂窓。
日本での採用率を見て見ましょー
・・・たった7%
多いのか少ないのか、普通は分からないですよね。
この採用率を世界に目を向けて見てみますと、
アイルランド 65.6% ドイツ 55.5%
アメリカ 46.0% フランス 38.0%
中国 22.5% となっています。
日本の採用率はだいぶ少ない方なんです。
2020年省エネ基準義務化
平成25年に「改正省エネルギー基準」が制定されました。
しかし、現在これはあくまで努力目標となってます。
この基準が2020年に義務化される!
というのが国の方針で決まっています。
ですから、この省エネ基準に満たない家を建てることは
できなくなるでしょうし、基準から外れている建物は
資産価値が下がってくると予想されます。
しっかりと基準の断熱性能を確保するうえでも、
樹脂窓の採用率は今後も増えて行くでしょうね。


透湿・防水シート施工
この白い紙のようなもの、これが透湿・防水シートです。
どのような役割なのかと言いますと、
読んで字のごとく、水をブロックして湿気を透すシートです。
これが外壁の下に全面施工されます。
緑色の木が縦に貼られていますが、これは通気胴縁と言います。
この木に金具を付けて、外壁をかけて行くのです。
つまり、この木の厚みの部分が外壁の中の風の通り道に
なるんですねー!
胴縁の施工も終わり、防水シートの施工も
ほぼ終わってます。
この後は、電気配線を行って、
中間検査を受けますよ!
また報告します。

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