7月17日(火)
境界ブロックが積まれ、モデルハウスの基礎工事が始まりました。
まずは、「遣り方(やりかた)」と呼ばれる建物の高さの基準を決める
重要な工程から始まります。

遣り方
まず建物に対して基準となる地面の高さを決めます。
これをGL(グランドライン)と言います。
その後、写真のように1.8m間隔で杭を打っていきます。
これは水杭(みずぐい)と言います。
その後にレーザー機器で水平を出しながら、
杭と杭を水貫板(みずぬきいた)でつないでいきます。
すると写真のような真っ直ぐに板が打たれるんですね!
水杭と水貫が動かないように、筋交い(すじかい)板を
取り付けたら、土地をぐるっと囲むように板で作った囲い
「遣り方」の完成です。
完成したら、水貫と水貫を糸を張って建物の水平線を記します。
この時の糸を「水糸(みずいと)」と言うんですね。
なんで水杭に、水貫に、水糸なのか?って思いませんか?
昔は、レーザーの機械とかなかったので、透明なチューブに
水を入れて、水平を出していたからだそうですよ。


床掘
遣り方によって水平を出すことができたら、
今度は床掘(とこぼり)です。
最近の住宅の基礎は、ほとんどが「ベタ基礎」と呼ばれる基礎です。
ベタ基礎というのは、基礎の壁の部分だけでなく
床の部分もコンクリートになっている基礎のことを言います。
基礎が地中に埋まる部分を所定の深さまで掘って、
床掘が完成です。
これを重機で丁寧にならして作るんですから、
基礎屋さんの技術凄いですよ!


さらに、床掘が終わったら地面からの湿気を遮るため、
防水シートを全面に張ってから、その上にコンクリートを流します。
「捨てコンクリート」と呼ばれるものです。
これで地面からの湿気対策も万全です。
次回はこの方!基礎配筋です。
ミスミハウスが採用するパナソニックの
テクノストラクチャー工法は、
この基礎配筋が他メーカーより太い!
まるでRC造の基礎のようだとまで言われます。
次回は基礎配筋の様子をレポートしますね。

モデルハウス建設日記~アーカイブ~
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